2009/02/26

眩めく廃人

続きます。


その頃、私は音楽を聴くのにmpmanという、今ではごく当たり前の存在になった
シリコンオーディオプレイヤーの先駆け的なモノを買いました。
容量は64MBなので、アルバム1~2枚分しか入りませんでしたが、
電車の中でインディーズの頃の黒夢を聞くには十分便利なもんです。


さて、それまで使っていた再生専用のMDプレイヤーが浮いてしまったので、
親友ヒデタダくんと相談した結果、彼のベースと交換することに。





この微妙な色合い、合板のような素材を使い非常に軽量で、
弦を触ってアースを取らないないとアンプからノイズが響き渡ります。



要するによく少年マガジンとかに広告が載ってるような、
アンプがついても3万円しないような入門用の安っすいやつだったんですね。




昨年末に新しい(と言っても私より年上)のベースを手に入れてからは、
ピックアップが壊れてるので弾くことはありませんが、
娘が「ベースで遊ぶ!」という時にはクローゼットから出てきて大活躍してます。

2009/02/25

寡黙をくれた君と苦悩に満ちた僕

私がベースを始めたきっかけは、高校1年の頃にさかのぼります。
当時通っていた高校はお世辞にも頭が良いとは言えず、3年間の間に40人以上が退学し、昼休みには校庭にやんちゃなお兄ちゃん達がバイクで侵入、少なくとも子供を進学させたいとは思えないどころか学校に来ていたPTA会長の靴が盗まれてしまうようなステキな学校でした。

その高校の1年生のクラス分けはとても変わっていて、選択科目の「音楽」 「書道」 「美術」のどれかで分けられており、字が汚いし絵を描くのは好きじゃなかったので、音楽を選択したところ、クラスに20人居る男子のうち、ギターが3人、ドラムは2人、ベースが6人もおり、そして全員が当時流行っていた「LUNA SEA」や「X」が好きだったという高校生にありがちなパターン。

そんな時、姉からIbanezのSシリーズという薄くて軽いギターを貰い、友人たちの勧めで黒夢を聞くようになり、音楽のテストの為にバンドを組むことになり・・・・


気がついたらベースをやってました(あれ?)


最初はギターだったんです。というのも、前述したように人数がベースに偏っていたクラス編成のせいで、音楽の授業で組んだバンドは、ギターがいなかったのですから。

テストではLUNA SEAの「TRUE BLUE」という曲を選んだのを覚えてます。3週間程度の練習でしたが、ギターデビューはなんとかうまくいきました。
・・・だって、ギターはF、G、Em、Am、Cしか出てきませんから。あとはソロがちょこっとだけ。(ベースなんかは4弦の5フレット、3弦の3フレットまでしか使わない)


さて、うまくいったことに気を良くしたメンバーたちは、早速次の曲を決めて活動を続けることに。そこで当時のベース君から渡されたのが、Xの「BLUE BLOOD」のスコア。


無理。できるかっつーの。
つーかスコア用意したお前もベース弾けてねぇじゃんか。


買うときは13万位したというIbanezのギターは、その瞬間から長い休みに入ることと相成りました。
せめてあの時渡されたスコアが「ROSIER」とか、もう少しとっつきやすい曲だったらば、ベースではなくギターを続けてたかもしれなかと思い少し残念な気がしてなりません。



それから少し後、ベースとの出会いを果たすことになります。

2009/02/23

潜在意識と発狂する僕はXX

はじめましてこんばんわ、ベースです。
のっけのタイトルから不気味なアレで恐縮ですが、
今後ともよろしくお願いします。


さて。


普段は「さだまさし」や「南こうせつ」を聞いている私ですが、
その昔はタイトルみたいな歌詞しか出てこないような
名古屋の日陰で活動するようなビジュアル系が好きでした。


たとえば、


「黒夢」「Dir~en~grey」「Laputa」


これらはある程度メジャーなので、名前ぐらいは聞いたことあるかと思います。


merrygoround」「美流沙女 」「毒殺テロリスト


名前も聞いたこともないですよね。ええ。
そんなビジュアル系の、イヤホン着けて再生した瞬間に気が滅入ってきて
生きる気力を斜め32度くらいの鋭角に削ってくれる独特の世界観がもう大好きだったのです。
(毒テロは方向性が少し違い、中学2年生の修学旅行ではしゃぐ男子っぽい感じですが)



そんな素敵な音楽の世界を、これから少しずつご紹介していきましょう。






・・・・・と思ったんですが、Ton-Tin-Canとは太陽と北風ぐらい方向性が違うし、
今更ビジュアル系もないだろうと言うことで、普通に書いていこうと思います。