2009/02/25

寡黙をくれた君と苦悩に満ちた僕

私がベースを始めたきっかけは、高校1年の頃にさかのぼります。
当時通っていた高校はお世辞にも頭が良いとは言えず、3年間の間に40人以上が退学し、昼休みには校庭にやんちゃなお兄ちゃん達がバイクで侵入、少なくとも子供を進学させたいとは思えないどころか学校に来ていたPTA会長の靴が盗まれてしまうようなステキな学校でした。

その高校の1年生のクラス分けはとても変わっていて、選択科目の「音楽」 「書道」 「美術」のどれかで分けられており、字が汚いし絵を描くのは好きじゃなかったので、音楽を選択したところ、クラスに20人居る男子のうち、ギターが3人、ドラムは2人、ベースが6人もおり、そして全員が当時流行っていた「LUNA SEA」や「X」が好きだったという高校生にありがちなパターン。

そんな時、姉からIbanezのSシリーズという薄くて軽いギターを貰い、友人たちの勧めで黒夢を聞くようになり、音楽のテストの為にバンドを組むことになり・・・・


気がついたらベースをやってました(あれ?)


最初はギターだったんです。というのも、前述したように人数がベースに偏っていたクラス編成のせいで、音楽の授業で組んだバンドは、ギターがいなかったのですから。

テストではLUNA SEAの「TRUE BLUE」という曲を選んだのを覚えてます。3週間程度の練習でしたが、ギターデビューはなんとかうまくいきました。
・・・だって、ギターはF、G、Em、Am、Cしか出てきませんから。あとはソロがちょこっとだけ。(ベースなんかは4弦の5フレット、3弦の3フレットまでしか使わない)


さて、うまくいったことに気を良くしたメンバーたちは、早速次の曲を決めて活動を続けることに。そこで当時のベース君から渡されたのが、Xの「BLUE BLOOD」のスコア。


無理。できるかっつーの。
つーかスコア用意したお前もベース弾けてねぇじゃんか。


買うときは13万位したというIbanezのギターは、その瞬間から長い休みに入ることと相成りました。
せめてあの時渡されたスコアが「ROSIER」とか、もう少しとっつきやすい曲だったらば、ベースではなくギターを続けてたかもしれなかと思い少し残念な気がしてなりません。



それから少し後、ベースとの出会いを果たすことになります。

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